Single. 60.

Try everything

次男 卒業

5年間行った大学をこの3月に卒業した次男。
卒業式は開かれなかったけれど。


3年生の時に一年休み、
留学かと思いきや、アメリカとヨーロッパを短期でフラフラとし、
残りは白馬でバイトという、
よくはわからないけれど、彼なりにやりたかったことをやり、
まだ就職先も決まってないけれど。


卒業しました。とラインで報告。


なんなんだろう、この感覚。
私も彼も家を出てしまったからなんだろうが、
彼の「巣」ではない、という自覚が私にはある。
元々潔い子離れができていると思っているけれど、
彼の一番の応援団でいたいと思う。


お祝いの言葉を返したら、


「ありがとうございました。
 独り立ちします。」


と返ってきた。


なんなんだろう、この感覚。


まだまだ危なっかしいとは思っているけれど、
でも自分でポンっと埠頭を蹴って漕ぎ出していった。
わたしは寂しいのだろうか。
離れているので、ひと月かふた月に一度食事ができればいいほうだけれど、
会えば なんでも正直に話してくれていると思っている。
それも自己満足か。


何かやりたいことがあるとは言っているけれど、
そんなに簡単にはいかないだろうと思っている。
最悪、夢破れ、田舎に戻って友達の飲み屋を手伝っている、
そんなことを想定して覚悟している。


それでもいい。
キミの人生だ。