次男 卒業
5年間行った大学をこの3月に卒業した次男。
卒業式は開かれなかったけれど。
3年生の時に一年休み、
留学かと思いきや、アメリカとヨーロッパを短期でフラフラとし、
残りは白馬でバイトという、
よくはわからないけれど、彼なりにやりたかったことをやり、
まだ就職先も決まってないけれど。
卒業しました。とラインで報告。
なんなんだろう、この感覚。
私も彼も家を出てしまったからなんだろうが、
彼の「巣」ではない、という自覚が私にはある。
元々潔い子離れができていると思っているけれど、
彼の一番の応援団でいたいと思う。
お祝いの言葉を返したら、
「ありがとうございました。
独り立ちします。」
と返ってきた。
なんなんだろう、この感覚。
まだまだ危なっかしいとは思っているけれど、
でも自分でポンっと埠頭を蹴って漕ぎ出していった。
わたしは寂しいのだろうか。
離れているので、ひと月かふた月に一度食事ができればいいほうだけれど、
会えば なんでも正直に話してくれていると思っている。
それも自己満足か。
何かやりたいことがあるとは言っているけれど、
そんなに簡単にはいかないだろうと思っている。
最悪、夢破れ、田舎に戻って友達の飲み屋を手伝っている、
そんなことを想定して覚悟している。
それでもいい。
キミの人生だ。
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