Single. 60.

Try everything

息子たち

私の中では、離婚が固まって、家を出るか、
離婚届を出すか、のタイミングで
息子二人には顔を見て話すつもりでした。


ところが、元夫は二人で話したその日に話した、と。
しかもおそらくラインで。


まさかまさか、でした。


二人とも家を出ているので、
すぐには会いにも行けず、
とりあえずラインで、連絡だけはとりました。


「聞いてしまったんだね。ごめんよ。顔を見ていうつもりだったんよ。」と。


次男は最近の私たちを見ているので、なんとなくそうだろうとは思っていたようで、
あまり動揺は見せませんでしたが、
次男曰く、まだそんなでもないころに家を出ていた長男は、驚いたようです。


それでも長男は私のラインに、理解を示すラインを送ってくれました。


次男にはそれから2週間ほどして、会うことができ、
ゆっくり話せました。


長男とは結局私が家を出てから会いに行くことになるのですが、
落ち着いた風に話をしてくれました。


二人には、私も元夫も親であることは変わらないこと。
ただ、私たちが年を取った時に、別々に介護など考えないといけなくなることに
申し訳ないと。
私はそれまでにはなんとか自分の最期を自分で処理できるように考えるよ、と。


長男には彼女がいて、学生時代から6年ほどのつきあいなのですが、
結婚までいられなかったことへの謝罪と。


ただ。
ずっと避けて、会話もない元夫と、
長男の彼女のご両親とのご挨拶の席に着くことがどうしても考えられず、
あえて結婚前に出てしまったのも事実です。


あれからほぼ10か月たち、
お盆とお正月を一度ずつ迎えました。
それまでは、なんのかんのと言いながらも、帰ってきていた二人ですが、
このお正月には結局帰ってきませんでした。


それらしい理由は聞きましたが、
顔をみせなければならない箇所が2か所になり、なんとなくおっくうにもなったんでしょうね。
今までどおり元夫のいる家に帰省して、お義母さんの手料理を食べてくるようなことを
思っていましたが、そうもいかないようです。


彼らの帰る家も奪ってしまったか。